Microsoft、Windows 11でSMB1ファイル共有を無効にする「最終段階」に入る
Windows 11 のほとんどのプレビュー ビルドは機能の追加に焦点を当てていますが、Microsoft が機能を削除するためにそれらを使用する場合もあります。Windows 11 Home Insider の最新ビルドをインストールしているユーザーは、由緒ある SMB ファイル共有プロトコルのバージョン 1.0 のサポートがデフォルトで無効になっていることがわかります。これにより、古い NAS ハードウェアのファイル共有が機能しなくなる可能性があります。Microsoft プログラム マネージャーの Ned Pyle による投稿では、変更の理由とそれがユーザーに与える影響について詳しく説明されています。
Microsoft は、Windows の他のエディションではすでに SMB1 をデフォルトで無効にしています。SMB1 サーバー サービスは2017 年以降、すべてのバージョンの Windows から削除され、クライアント サービスは 2018 年以降の Windows 10 Pro エディションで無効になりました。ライル氏は、Windows ホーム エディション クライアントが最後に登場したのは「次のような問題が発生する可能性がある」と書いています。非常に古いハードウェアをまだ使用している人々、つまり新しい Windows 11 ラップトップが古いネットワーク ハード ドライブに接続できない理由を最も理解していない人々の間で、消費者の苦痛が生じています。」
SMB1 は、より安全な新しいプロトコル バージョンに取って代わられて久しいです。SMB2 は 2007 年に導入され、バージョン 3.1.1 が 2016 年に Windows 10 に追加されました。しかし、元のバージョンは今でも古いサーバーやハードウェアで時々使用されており、SMB1 に依存できるほど古いマシンであれば、おそらく誰かがメンテナンスまたは更新に興味があります。
現時点では、SMB1 機能は、必要なユーザーやシステム管理者が引き続き手動で設定できます。また、Windows 11 にアップグレードする PC で SMB1 を使用している場合、アップグレードによってこの機能が無効になることはありません。移行の次のステップでは、SMB1 をサポートするために必要な DLL とドライバーを OS から完全に削除することでさらに進みます。同社は「従来の工場設備、医療機器、消費者向けNASなどに接続するために依然としてSMB1を必要とする組織やユーザーに、アウトオブバンドでサポートされていないインストールパッケージを提供する」とPyle氏は書いている。
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